審査が厳しいって聞くけど…年金受給者が、消費者金融で借入れる方法

銀行の審査に比べて、消費者金融の審査は比較的通りやすいといわれます。これは、アルバイトやパート、非正規社員であっても、毎月一定の収入があることを証明できれば、融資を受けることができるからです。では、年金受給者の場合はどうでしょうか?高齢化社会の今、退職後に年金をもらって生活している高齢者は多いです。中には、緊急時に消費者金融を利用したい、と考える人もいるでしょう。

年金受給者が消費者金融を利用できるかどうか、は各業者によって異なります。消費者金融の利用者は、2010年に施行された、改正貸金業法によって、年収三分の一以上のお金を借りることが、禁じられています。この年収に、年金も含めるかどうかが、各業者間で見解が異なるのです。年金受給者の利用を可能にしている消費者金融業者は、年金を、公的機関から必ず振り込まれる確実性のある収入、としてみなしていると言えます。「きちんと返済できるかどうか」を考えた時に、アルバイト・パートさんよりも確かに、確実性はあるかもしれません。

しかし、消費者金融の利用を考える上で、最も厳しい壁が年金受給者にはあります。それが、年齢制限です。通常、どの業者も利用者の年齢の上限を69歳までとしています。年齢が上がれば上がるほど、当然死亡リスクも上がるからです。返済途中で、死亡してしまう、という事態を避けるために、各業者は、年齢制限を設けているのです。70歳になれば、年金受給者であろうがなかろうが、契約をすることそのものができなくなります。

じつは、年金受給者の借入れが可能かどうかは、消費者金融各業者のホームページには記載されていないことが多いのです。ですので、確認には直接問い合わせする必要があります。もし、申込み可能な業者を見つけたら、年齢制限を確認して年金収入を証明できる書類を用意しましょう。特に、今までの信用履歴に問題がなければ、審査が通るでしょう。

借入れの審査が通り、融資を受ける段階になった時、一つ肝に銘じておくべきことがあります。年金収入は、急に上がったりしないという事です。もし、生活費に充てるべき分を、返済に回すような借入れ方をしてしまえば、簡単に多重債務者になってしまいます。そういった部分に注意して、計画的に利用することを心がけましょう!

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