お金を借入れたいんだけど…銀行と消費者金融どっちがいいの?

借入をしたいと思った時、銀行と消費者金融どちらを選ぶのがいいでしょうか。お金を、借りるという目的は一緒ですが、この2つには大きな違いがあります。ですので、その特性を知って、どちらが自分に合っているか考えて利用することをお勧めします。

まず大きな違いとして挙げられるのが、両者の利息の違いです。初めに言っておくと、銀行の方が利息は断然低いです。これには、両者の基本スタンスの違いがあります。銀行は「信用できる相手を厳選して、少数の人に大口融資」、対して消費者金融は「一定基準をクリアした多数の人に、小口融資」をスタンスにしています。これは、簡単に言えば、銀行の審査は厳しく、消費者金融の審査は比較的通りやすい、ということを意味しています。多くの人の利用を前提にすると、それだけ貸し倒れリスクが高まります。その担保として、消費者金融の利息は高くなっているのです。審査が厳しくてもいいから、利息が低いところがいい、という人は銀行での借入れが向いています。

次に、利便性についてです。簡単に言えば、利便性=審査と考えていいでしょう。お金を借りたいと思う人が、どれだけ迅速にその希望を叶えられるか、が利便性の第一義的な意味です。銀行の審査は、提出書類が多いことに加えて、保証人や担保も必要となってきます。必然的に、申し込みから実際の融資まで、とても時間がかかってしまうのです。それに比べて、消費者金融は特に問題なければ、即日融資も可能です。基本的には、無担保・無保証人で借入れができるのが大きな特徴なのです。10万円ほどのお金が、今すぐ必要!というような時は、圧倒的に消費者金融の方が便利であると言えます。

最後に総量規制について触れておきましょう。貸金業法の改正によって施行された法律、総量規制とは、利用者が本人の年収の三分の一以上のお金の借入れを禁止する法律です。消費者金融は、この総量規制の対象になっています。しかし、銀行の場合は、対象外になります。大口のお金を借りたいのなら、消費者金融は適していないといえます。

このように、銀行と消費者金融には、お金を融資するという同じ業態を取っていても、大きな違いがいくつかあります。借入れを考える時は、それぞれの特徴を理解して賢く利用しましょう。

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