個人再生中の人はキャッシングを利用することは可能か

個人再生は、2001年からの新制度で、債務整理をする際に利用します。個人再生を行うには、裁判所を通して債務を減額してもらうって続きをします。原則として債務が5分の1に減額され、返済期間は3～5年となります。個人再生の最大の特徴は、住宅ローン以外の借金の整理を行うので、住宅を手放さずに手続きをすることができます。この点が、自己破産とは異なります。

個人再生のメリットは、3つあります。1つ目は、返済額が減るので返済が楽になります。2つ目は、住宅はそのまま残るので、家族に影響を及ぼさずに済みます。3つ目は、手続き開始後は債権者による強制執行はできませんので、安心して生活することができます。強制執行とは、例えば、丘陵の差し押さえがあります。

しかし、個人再生のデメリットもあり、次の4つになります。1つ目は、ブラックリストに載ることです。2つ目は、手続きを行うためには継続的な収入がなければ行うことができません。3つ目は、手続き費用が高額であることです。費用はおよそ30万円かかります。４つ目は、住宅ローンの返済額は返済されないので、個人再生中であっても、今まで通り住宅ローンを返済しなければなりません。

個人再生中であっても、返済が困難になれば裁判所に申し立てをすることできます。そして、最長で2年間延長されます。また、個人再生中は、信用情報機関に事故情報として登録されます。いわゆる、ブラックリストです。そのため、ブラックリストに載っている間は、キャッシングを利用することはできません。個人再生による返済が完済したとしても、ブラックリストに載っている可能性もあるので、一度、信用情報機関に問い合わせてから、キャッシングを利用するようにしましょう。