年収150万円!貧乏な派遣社員の私でもローンが組めますか?

大学を卒業したら、名のある企業に就職して、定年まで勤めるというのがごく当たり前だった時代はもう過去のもの、昨今では、有名大学を卒業しても、語学やパソコンのスキルが高くても、必ずしも正社員として働けるとはいえなくなりました。雇用の不安定な非常勤職員や、派遣社員・契約社員が増加しています。

これらの人々は、雇用主の都合で、突然雇用関係を解消されるおそれがあり、そうなると収入がなくなってしまいます。そんな不安定な立場でもローンが組めるのか?心配になるのはもっともなことですね。

まず、雇用の不安定な派遣社員や契約社員の方でも、定期的に安定した収入があるとみなされ、基本的にローンは組めます。ただし、他の金融会社からお金を借りていたり、返済が滞ったなどのトラブルがあったりすると、審査に響く可能性もあります。

申し込み方法についてですが、窓口に直接行って申し込む方法以外に、携帯やインターネット、無人契約機、郵送やFAXでも申し込みができます。その際、本人確認の運転免許証が必要です。運転免許証をお持ちでない方は、健康保険証やパスポート、外国人登録証などの提示を求められます。

会社によっては、50万円以上の融資を希望する場合、収入証明書を提出する必要があるところもあります。この額は、会社によって違いがあります。収入証明書とは、直近の源泉徴収票・給与明細書・住民税(市民税など)決定通知書などで、そのいずれかを提出することになります。

また、2010年に完全施行された貸金業法の総量規制によって、消費者金融会社は、その人の年収の3分の1以上の金額は融資できなくなりました。もし、消費者金融にローンを申し込むのなら、年収150万円の人の場合、50万円までしか融資してもらえません。

しかし、総量規制の対象となるのは、あくまで消費者金融なので、銀行系の金融会社の場合、総量規制の対象外となり、50万円以上の額でも融資できることになります。ただし、銀行系の会社は、一般的に審査が厳しいといわれています。審査に通るか?こればかりは、申し込んでみないことにはわかりません。

ローンにも、目的別に用途の限られたものがあり、例えば住宅ローンとか自動車ローンとかですが、こういったローンは、やや年利が低く設定されていますので、もしそのような用途の限られたローンを申し込むのなら、相談されてみたらよいと思います。

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